2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧
かつての下総国の北部だから北総と呼ばれる千葉県北部に、佐倉と佐原の街がある。どちらも、江戸時代には利根川・江戸川水運と街道により江戸と繋がっていた街で、このことによって街が成り立ち、今に残る個性ある文化が育まれてきたとして、一緒に日本遺産…
上賀茂地区は京都盆地の北縁にある。ここで盆地は終わり、これより北は山地になる。したがって、京都市街の北の端でもある。京都市街を北から南へ貫いて流れる鴨川。上賀茂の辺りでは賀茂川と表記されるが、この川は、さらに上流の鞍馬や貴船の辺り、つまり…
江戸時代、現在の東京都港区にあたる地域には大名屋敷が数多くあった。明治維新後、新政府が、没収した大名屋敷を大使館用地として外国に提供したことに起因するとのことだが、外国の駐日大使館のうち半数以上の80ほどが、港区に立地する。後の時代に開設さ…
奈良盆地の東縁の真ん中あたりに天理の市街が広がっている。この天理市街の一帯は、元々は丹波市(たんばいち)という小さな町だった。1954年、この丹波市町と周辺の村が合併して市となる際に、市名として採用したのが、天理である。その名の由来は、天理教…